中東がヤバい - ロシア株情報局-Антенна-
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中東がヤバい


サウジで起きている王室事変ですが、ロシア株民にとっても注目すべきと思われる要素が幾つもあります。
それらについて、語っていきたいと思います。

常連客とご新規さん


サウジは今年10月6日に、ロシアから兵器を購入する契約を交わしました。
この時点で、既に「あっ」となる方もいることでしょう。
王室事変には、米国も関わっていると思われる上、トランプ氏もムハンマド皇太子の動きについて支持する旨をTwitterで公表しています。
米国も関わっていると思われる根拠としては、ムハンマド皇太子のアドバイザーは米英との強い関わり合いを持つ者もおり、今までと違う流れを汲んでいます。
また、ムハンマド皇太子の方針は欧米寄りで、やはり何かしらの影響を受けていると考えるのが素直な形であると思います。
もちろん、どのように関わっているのか、深さはどれくらいか?という所までは分かりませんが、冒頭に触れたサウジの兵器購入の案件がどうなるか、実に不安なものとなってきている気がします。
言うまでもなく、米国としては「俺の兵器買えよ」という気持ちが強いことでしょう。

石油!電力!鋼鉄!兵器!


ロシア株が紹介されるとき、大抵いつも「石油・電力・鋼鉄」がメインとして取り上げられますが、それは国内でアクセス出来る主な銘柄としての特徴であり、実際には軍需銘柄も充実しています。
また「西のアメリカ、東のソビエト」という構図は兵器市場では現在も変わりがさほど無く、中東はソビエト・ロシアの兵器を使用する国が多く、ここを持っていかれると痛手になります。
もちろん、この騒動から、そこまで簡単には飛躍しないでしょうが、注目は必要でしょうし、兵器市場における「東のソビエト」としてのロシアを思い起こす必要はあるでしょう。

足掻くサウジ


そもそも、サウジはなぜ、ロシアからの兵器購入契約を締結したのか?
筆者は、まだ明確な自分の中での答えに辿りつけていません。
表面だけを見れば、バランスを保とうとしているのでしょうが、恐らく、そう簡単な話ではないことでしょう。
そもそも、中東というだけで、既にシンプルからは遠くかけ離れた世界です。
筆者は、米露に対する何かしらの揺さぶりをかけているのでは?と感じます。
キーワードは、王室内ゲバと石油ではないでしょうか。
サウジは、石油価格の下落に苦しむ国の一つです。
今年3月に国王が46年ぶりに来日したのも、石油価格下落が引き金となっており、どれだけ必死になっているかが伺えます。
兵器購入に関しても、単純に、親米国でありながらもバランスのために購入しました、というわけではないでしょう。
背景に石油が絡んでいるように、筆者はどうしても見てしまいます。

米国とサウジが描くストーリー


ムハンマド皇太子の影響力は、これから更に強まっていくことでしょう。
そして、サウジで改革を各種行い、米国色も濃くなっていくと思われます。
これが周辺諸国にどう影響を与えるか、考えていく必要があります。
米国はサウジを前線基地として見ており、そこから周辺国へ圧力をかけ続けていくことでしょう。
イスラム主義からの脱却、西欧化。
必ず、それに惹かれるシリアやイランの民が現れることでしょうし、既存のそれら勢力が強まることでしょう。
そのとき、ロシア株民として、何が起こるかを頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
リスクに対する備えは大切です。
もちろん、ロシアも対応を一切せず、指を咥えて黙ってみているということはないでしょう。
そこは信頼し、安心して問題ないとは思われますが、多少の影響は自身の中で織り込んでおくべきでしょう。

イランとの対立激化


既に触れたように、親米色が強いムハンマド皇太子は更にイランとの対立を激化させることでしょう。
物理的に事を構えることはないでしょうが、緊張感は高まります。
イランとの対立が激しくなれば、自然とイスラエルとの関係も強まると思われます。
対立がヒートアップしたときに、イスラエルと新しい約束が交わされるかもしれません。

賢いのは、誰だろう?


トランプ、ムハンマド皇太子、プーチンと、何とも強烈な顔ぶれが、それぞれの思惑の元に心理戦を仕掛け合っています。
そして、これら3人全員の頭脳はずば抜けています。
ムハンマド皇太子は、一晩にして主たる政敵を壊滅させています。
それが例え米国からの吹き込みだったとしても、それを手にし、自身の力としている時点で無能ではないでしょう。
自身の地盤を固めるということは、言うまでもなく、自身にとって大きな利になるからです。
トランプ、プーチンの実力に関しては、説明不要でしょう。
共に、キレ者です。
トランプとプーチンは、つまり、米国とロシアは利害関係で一致しません。
いま、トランプとムハンマド皇太子は、コマを一つ進めました。
次は、プーチンの番です。
ロシア株民は、中東サウジ情勢について、より深く見ていく必要があるでしょう。

米株への影響は?


サウジが親米路線を更に進めた場合、米国企業のサウジ進出が行われる可能性が高いでしょう。
既に進出が幾つか行われているのかもしれませんが、それらがより加速することになると思います。
そうなると、長期的に見た場合、米株の幾つかの企業が恩恵を受ける可能性があります。
現在はイスラム色が強く、思うように進出が出来ていない米企業も、改革が行われイスラム色が弱まっていけば、チャンスが生まれます。

まとめ


ムハンマド皇太子は、米株民にとっては期待の星であり、ロシア株民にとっては、中東におけるロシアの影響力を長期的に見て弱めかねない危険人物となることでしょう。
サウジの王室事変は、何かしら毎日進展があります。
現在は注目が集まっている段階であり、株相場にはこれといった影響を与えていませんが、結果によってどのような動きを見せていくのかは分かりません。
ロシア株民としては、プーチンが今回も才能を発揮し、上手くこれらの出来事を処理していってくれるのを静かに見守るばかりです。
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    赤い十月

    Author:赤い十月

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    加筆・修正履歴

    2018年8月17日
    注意銘柄一覧を更新しました。

    2017年12月6日
    中東は荒れ模様」を追記し、情報源を追加しました。

    2017年12月3日
    「銘柄情報一覧」に記載漏れがあった銘柄を追加しました。ご迷惑おかけしました。

    2017年11月22日
    「今日のソビエトコーナー」を「今日のロシアコーナー」へと名称変更しました。

    2017年11月21日
    ロシアの祝日(2018年版)を加筆しました。

    2017年11月21日
    銘柄情報一覧にて、ティッカーコードを併記しました。

    2017年11月18日
    注意銘柄一覧に【GTSS】と【TANL】を追加しました。

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