米国はまた、中東をかき乱すのか? - ロシア株情報局-Антенна-

米国はまた、中東をかき乱すのか?


トランプ大統領は、米大使館の移転準備開始を国務省へ命じたそうです。
イスラム諸国からの批判に全く耳を貸さず、国際ルールも無視した重大な決定は、大きな結果を招くことになるでしょう。

陰謀論との切り離しは大切


この問題の舞台はイスラエル・エルサレムであり、いわば宗教の聖地とユダヤ人問題と密接な繋がりがあります。
字面を見ての通り、陰謀論者が口にするワードのオンパレードです。
しかし、トランプ大統領がイスラエルの首都をエルサレムとすることを承認すると公約をしたのも、大使館を移転させることも、これに関してイスラム諸国が反発し、イスラエルが決定を賞賛したのも、全て実際に起きている出来事です。
もし、これを否定するとなると、それはそれで、陰謀論になるのでやめた方がいいレベルです。

この問題と向き合わないと中東は読めない


中東問題の大きなキーワードとして「イスラム諸国VSイスラエル」というものがあります。
度重なる戦争と紛争があり、複雑極まりない歴史的経緯と、人種・宗教問題、オイルマネーなどが複雑に絡み合ったえげつないテーマです。
更に日本では、ユダヤ人という単語の響きは、もはや陰謀論の代名詞となっており、語るに語れない、語ると「あ、この人陰謀論者なんだ」という偏見的な目で見られるので、誰もが口を閉ざし、他国の問題であるにも関わらず、自国が抱えるタブー以上にタブー視されています。

ユダヤ人問題は大したことない


率直に言ってしまえば、ユダヤ人問題は、何も恐れる必要が全くありません。
経営者としては、無駄に強いクレーマーみたいな存在でしょうから、気にする必要があるのは分かりますが、一般人としては恐れる必要は全くありません。
むしろ変に恐れたり構えたりすることによって、中東情勢を正しく読み取る力が、日本に住む人々から奪われていってるのではないでしょうか。
そして、あまりにも構えすぎると、かえってそれこそが差別に繋がっていくのではないでしょうか。
触れてはならない存在として、一人一人がユダヤ人という存在を猛獣の檻に入れることこそが、まさに差別のようにも思えます。
他の宗教者や人種の方々と同じ場所に存在させ、同じように批判・賞賛をなすべきだと思うのです。
無論、私は一般人なので、専門家ではなく、えらそうに言える立場ではないのですが、そのように感じてならないのです。

本題に入ります


米国は現在「ビジラント・エース」と呼ばれる演習を朝鮮半島で実施しています。
演習に関する情報源はこちら
今年の演習は最大規模のもので、より攻撃的で最新鋭の装備を投入したものとなっています。
筆者はこの演習の目的は「同盟軍と行う地上攻撃訓練のデータ回収」と見ており、そのターゲットとなる地域は中東ではないか、と感じています。
米国にとって北朝鮮は、対立を煽り、それによって生じる緊張感を利用して機会を得ることが目的の存在となっており、北朝鮮そのものを攻撃することは意図されていないと読み取っています。
トランプ大統領は、イスラエルの首都はエルサレムであると承認する旨を公約として掲げておりました。
大統領に当選した段階で、これを守らねばならない義務が生じ、それが中東において何を意味するのか、彼は理解していたはずです。

新しい中東戦争でイスラエル同盟軍は苦戦する


エルサレムを承認し、大使館を移動させれば、当然イスラム諸国は死に物狂いで反撃します。
戦争が起こる可能性は現実的なものになり、その際、欧州は批判している建前もあり参戦はしないでしょう。
トルコもこの問題に関し、熾烈な批判を繰り広げているので、参戦はまずないでしょう。
つまり、米国とイスラエルが主軸となって、中東のイスラム諸国と戦うことになります。
戦いとなれば、現代のイスラム諸国と、その支持者たちはゲリラ戦をも展開し、これまでのようにイスラエル有利のまま戦争が終わるということはないでしょう。
また、これらイスラム諸国の背後にはロシアがおり、最新のロシア製兵器が火を噴くことになるでしょう。
場合によっては、ロシア軍が直接介入する可能性まで十分あります。

米国=戦争の歴史


米国の歴史は、それがそのまま戦争の歴史とも言えるでしょう。
戦争をしていない期間の方が、圧倒的に短いという非常に変わった国です。
そして米国の戦争ですが、シリア情勢が一服の兆しを見せてきています。
戦争が酸素であれば、米国はいま、息詰まりしそうな状態であるとも言えるでしょう。
米国は常に、その軍事力を活かして影響力を与え、また、倫理的に見れば間違っていると言わざるを得ない「戦争ビジネス」も行っていることでしょう。
このタイミングでエルサレム承認を打ち出してきたのは、まさに、シリアに変わる火種を求めているという可能性を筆者は感じています。

米国は戦争にならなくともお得


一方、戦争にならず、そのまま承認と移転が達せられた場合はどうでしょう?
トランプ大統領にとっては、当初の目的が達せられ、自身の強さによってこれは成されたとして宣伝することができ、イスラエルとユダヤ人からの信頼を更に得ることが出来るでしょう。
それは、政権の延命と、自身が行っている一族のビジネスにおいて有利に働くことでしょう。
また、現に騒ぎになっている段階で、すでにロシア問題の話題力を薄めることにも成功しています。
トランプ大統領は、国際社会をかき乱し、戦争の火種を投げ放つというとんでもない行いをしつつも、計算高く、戦争に至る時も、至らないときも自分が得をするようにシナリオを作り上げているように思えます。

ロシア株民として、これをどう見るか?


緊張感が高まれば、当然、露米の関係はギクシャクしていきます。
制裁解除から遠のくことになるでしょう。
実際に戦争になれば、露米がパレスチナ上空で交戦するという可能性すらあります。
つまり、ロシア株民としては、何が何でも―それは倫理的な面からも―戦争回避を願い続けなければなりません。
いま、まさに一触即発の状態にまでなっています。
ロシア株民はもちろん、何かしらの投資を行っている者は全て、この問題を真剣に見続けなければならないでしょう。
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    Author:赤い十月

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    2017年12月6日
    中東は荒れ模様」を追記し、情報源を追加しました。

    2017年12月3日
    「銘柄情報一覧」に記載漏れがあった銘柄を追加しました。ご迷惑おかけしました。

    2017年11月22日
    「今日のソビエトコーナー」を「今日のロシアコーナー」へと名称変更しました。

    2017年11月21日
    ロシアの祝日(2018年版)を加筆しました。

    2017年11月21日
    銘柄情報一覧にて、ティッカーコードを併記しました。

    2017年11月18日
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